悲しみ比べ
以前「ライカ犬よりまし」と思いながら辛さを紛らわす少年の話を書いた
娘がいなくなってから親子連れで買い物に来てる人を羨望の目で見てしまうと友人にLINEした
もっと我を捨てれば何かが見えると返事が来た
友人の言いたい事が私にちゃんと伝わってないのかもしれないけど自分ばかりが不幸じゃないと言いたいのかなと思った
それはライカ犬よりマシと思うのに近いのかと思ったけど多分子供を持てなかった人や災害で家族を失った人より幸せなんだと気がつけという事なのかな
それはわかる
でもそれはわかった上で(いやわかったつもりなのか)
やっぱりこの前まで私にも娘がいて一緒に買い物来てたし、当たり前に感受してた事は当たり前ではないのだとわかってはいてもそれが愛おしくて仕方ない
あと二人お子さんがいるじゃないとも言われるけど10人いるから1人居なくなっても良いでしょとかそんな事はないに決まってる
勿論一人っ子を亡くしたら今の私を支えてくれている全てがない訳でそれはどのくらいの喪失感なのか計り知れないと思う
そうやって自分より大変な状況を考えてそれよりは恵まれていると考えるのは癒しになるのだろうか
確かにその人達を思えば自分だけが世界中の不幸を背負ったような感覚は覚えなくて済むのだろうか。