今年が終わる

2020年前半は娘が元気になってきて凄く嬉しい半年だった。

後半は正に一生分の悲しみと過ごした

こんな別れ方をするなんて去年は思いもしなくて同じ一年はないのだと思い知らされた

これから先もあの子のいた時間と居なくなった時間を分けながら思い出を辿る毎日は続く

私はキッチンに籠り隣のリビングの仏壇から目を逸らしあたかもソファで娘がいるかのように逃避しながらこの半年を過ごした

それはまだ当分過去形にはならない

今日以前お世話になったスピリチャルの方にお会いした

娘さんは笑顔で神様の所に居るので安心して下さいと言われ少し慰められる

見えない感じない私達にはそうならいいと祈るしか出来ない

それでもやっぱり去年の大晦日の日を思うと涙は止まらない

昨日会った女の子は娘と一つ違いでアニメの趣味も絵を描きたいと思っているのも本当に似ていてもし今居たら話が合うんじゃないかと思ったら悲しくて寂しくて仕方なかった

彼女のこれからの幸せを娘の分も願いたいとおもった

私の来年がいい年になるとは思えないし幸せな時はおわってしまった

これからは無くした物の喪失感と一緒に年をとって行く

いつか向こうで会える日まで粛々と日を繋いでいく

その間にいくつか幸せな思い出が息子達と作れたらいいと思う

娘と一緒に過ごせた2020年は終わって行く

娘のいない2021年が来る

 

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