鬼滅の刃

確か去年か今年の初めだったような気がする

アニメで放送されていたのを娘と見た

私はもう少し前に原作の漫画を読んでいたのでアニメ化したんだなぁって思いながら見た

娘は最初は主人公サイドだったけど途中から敵を応援してたようだ

敵はどんなに応援しても死んじゃうからつまんないって言ってた

私だってあなたを応援してたよ

死んじゃうなんて酷いよ

と今ならそう返すかも

そう話せて時間が戻せたらいいと思わない日はないんだから

何処からやり直したら本来の娘の姿で成長させてあげられるだろうか

夫は幼稚園からと言ってた

私は小学校4年くらいからかなぁと思ってる

 

映画公開前に亡くなってしまったけどもしいたら映画館で鬼滅を見たいと言っていただろうか

それも映画が話題になる度考えてしまう

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娘の誕生日

日が変わったから今日は娘の誕生日

今年で17歳だった

17歳だって充分若いけど16歳と9か月なんて若すぎる

ママ16回しか祝ってない🙇‍♀️⭐️

厳密に言うと去年はちゃんと祝ってなくて(兄達もやってなかったので家族みんなしてなかった)

去年の今頃は東京に好きな歌手のライブに行かせてもらってた

寝坊してバスに乗る駅を間違えて結局電車で東京に行った

娘に起こしてもらって行き電車の中でひたすら経過をLINEしてた

娘のシビアな感想が面白かった

今読んでも何というか特有のサバサバした応答がいい

ワンコ達の事もあの子に頼んでたから安心していけた

夜中起きてたようだったので私が東京着いた頃眠いから寝ると返事が来た

ママが居ない間寝て待つと言ってたな

Twitterの中に黒いニワトリの写真があって電車の中から送った

酔っ払いが向かえに座ってて化粧が出来ないし寝れないしとかトンネルで電波通じないとか一緒に行ってるみたいな感じだったけど一緒に行けたら良かった

来年はちゃんと祝おうと思ってたのに今年居ないなんて想像もしてなかった

この頃はまだ鬱っぽいのがあまり強くなかったのか

でも今思えば高校で出来たお友達とぱったり連絡を取らなくなった頃なので調子は悪くなりつつあったんだと思う

脳天気なママを見て呆れていただろうか

でも本当は自分も推しのイベントとかあったら行きたかったよね

そんな風に楽しめたらまだ元気だったかな

ママは泣きながらこのブログを書く事もなかった

パパは娘は天使になったんだって言う

天国で修行して会えないのは寂しいけとママがんばるよ

ケーキ何にしようか🎂

 

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娘の思い出を書くはずなのに

気がつけば私の後悔と寂しいと信じられないという気持ちしか綴っていない

思い出を綴ろうと思うと泣けて泣けて仕方ないから

娘との思い出はやはりワンコ絡みが一番多いと思う

10年近く飼っているワンコ達は娘の人生の半分以上物心ついてからはほぼいる状態だから

どの写真を見てもワンコかネコがインコといる

もしくは牧場に行った時の羊やら馬など

動物がかかわらないとテーマパークに行った写真か

今思うとテーマパークより水族館や牧場の方が楽しそうだった

あんまり好き嫌いのない子だったけど椎茸とナスは嫌いで好物はお肉、カリカリした食感の物

だから天そばは天ぷら後乗せだった

 

会いたいなぁ

もう一度抱っこしたいな

よくママ私をお腹に戻してって言ってた

こんな大きくなった子戻せないなぁって冗談にしてたけどきっとそう出来ればしたかったんだろうなと今なら思う

ママがもう少し若かったらまたお腹に戻っておいで、また産んであげると言ってあげたい

来世じゃあまりに長すぎるから

ママ待ち切れないよ

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水晶の数珠

夫が流石に私の凹みぶりを心配していたらしくスピリチャル系のアポを取り何回かその方とお会いした

 

会ってる間は癒されるし何か吹っ切れそうな気もする

娘は新しい世界で頑張り始めているのだから私が足を引っ張ってはいけないと思える

そして夫がお揃いで水晶の数珠を作ってくれた

私達夫婦が仲良くする事がカルマらしいのでお揃いで待つ事が大事なんだそう

やっぱりあの自死未遂の告白の時夫に相談してれば違ったかもと思うと涙は止まらない

私達夫婦の長年の溝からくる冷えた空気の中相談するという選択を私が考えなかった

自分で抱え込んでしまって考えが及ばなかった事が悔やまれる

夫婦で乗り越える問題だったのに

もっとあの時向き合って違うアプローチが出来たらあの子はまだ側に居たかもしれない

夫の目線で考えた事を聞くべきだった

 

違う世界で頑張っていると言われてもやはり今世でもっと一緒にいたかったしあの子にもっと楽しい世界や美味しい物綺麗な物見せてあげたかった

スピリチャル系の方と別れて時間が経つと後悔ばっかり出てくる


土日はワンコに癒されながら過ごし夜は猫砂を替えた
その時もずっとそんな考えが巡り、猫砂も娘が倹約しながら上手に使っていたんだなと思ったら
自分でもビックリするような絶叫が口から轟々と溢れて悲鳴のような泣き声になった
あの子の人生ってなんだったんだろうと涙が止まらない
何も悪い事してない優しい子なのに何故友達もいない孤独な生活を何年もする事になってしまったのか
中学は這ってでも行かせるべきだったんだろうか
私は何もあの子の為にしてあげれてはいなかったんだと思った

もう私にしてあげられる事は毎日お線香あげる事くらいになってしまった
水晶の数珠はこんな私を癒してくれるのだろうか

答えが見えない事だらけでやはり私の迷走は続きそうだ

2年前の10月の暑い日に娘とワンコ3匹と川に行ったのを思い出す
ささやかな外出だったけど楽しかったな
何気なく撮った動画の中に娘のワンコを呼ぶ声が入っていて何度も何度も再生している

当たり前に毎日聞いていた可愛い声
来世で会えると言われてもやはり寂しくてならない

 

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娘の友達

この間娘の友達が初めて弔問に来てくれた

小学校時代の仲良し

友達つてに聞いたらしい

おばあちゃんは彼女からの電話だけで号泣

私も彼女の来る時間を待ちながら涙が止まらなかった

小麦色に日焼けして高校の制服を着たSちゃんは二年前にお母さんを急な病気で亡くしている

丁度今の季節

娘とお線香をあげに行かせて貰った

2年前の娘は引きこもりがまだあって正直彼女の家に一緒に行くかと聞いた時行かないと言うかと思っていた

二つ返事で行くと娘は言った

久しぶりに伺う彼女の家は沢山の弔問客で溢れていた

生前の彼女のお母さんの人柄だと思う

私より年下だったけどしっかりして頼りになり明るく元気な人だった

娘の事も心配してくれ娘の交友関係の中で唯一のママ友でもあった

もし彼女が今でも元気でいてくれたら何かアドバイスもくれたかもしれない

久しぶりに会った娘と友達はヤァと言って二人で猫を撫でていた

まるでなんの空白もなかったみたいに猫の話題を静かにしていた

そんな友達だった

娘が家に一人でいるのは仕方ないと思いつつも友達がいてくれたら楽しいだろうとここ数年ずっと思っていた

高校に入って出来た友達も半年くらい後連絡を何故かとっておらず何か原因でもあったかもしれないが今後もそれを知る事は多分ないだろうと思う

そんな気持ちも手伝って娘の生前もSちゃんと連絡でも取ればいいのにと思っていた

でも何となくSちゃんの話はタブーのような気がして娘に言えなかった

亡くなったSちゃんママが居たら何か橋渡しでもしてくれただろうか?

そんな虫のいい事を思ったりもした

弔問に来てくれたSちゃんも何度か連絡は取ろうと思ったけど今さらと言われそうで取れなかったと言っていた

うちの子だってしなかったんだから仕方ないの

ありがとうね

と私はSちゃんに言った

本当にね

こんなにいい友達がいるのにバカだなって泣けた

ちゃんと中学に行けてたらまだ続いていたであろう友達

行けてなかったとしても少しでもコンタクトが取れたら良かった

何かほんの少しのかけ違いがここまで来てしまったんだと私は自分の選択の悪さを後悔した

多分これからずっと後悔するんだと思う

SちゃんはLINEを交換して欲しいと言ってくれた

お母さんの携帯がロックが開かなくて写真が取り出せないらしくうちで持っている写真を送ってあげた

本当に一度勇気を出せたら交換できたのは娘だっただろうに

また泣けた

帰る前にハグをさせて貰った

娘より少し小柄なその姿の感触に涙が止まらない

Sちゃん本当にありがとう

 

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リリィさんからの贈り物

昨日赤ちゃんワンコの貰い手がきまった

2匹兄弟で貰ってくれるという

白いワンコに縁のあるお家で9月生まれの人が2人もいてワンコ達の9月生まれにご縁を感じているらしい

 

ご縁と考えてふと思った

あと2か月待てば娘が子犬を見れたのにと思ったけど

子犬が出来たのは逆算すると7月11日くらい

娘の49日より前だった

もしかしてまだお家にいた娘がリリィさん(ワンコの名前)にお願いしたのかしら?

リリィさんは9歳 人間なら50代半ばくらいで

繁殖犬だったとしてもリタイヤしている年齢だ

 

リリィさんは赤ちゃんをプレゼントしてくれたのではないだろうか?

泣いてる私に癒しを

旅立ってしまった娘の望みを

そんな気がしてならない

だから

きっとそうなんだと思おうと思ったf:id:y642285:20200930023509j:image

娘への手紙

あなたがいなくなってもうじき3か月

夏が終わりました

これからあなたのいない秋がやってきます

ママはまだ何処かに隠れているような気がしてる所があってまだ認めたくないみたい

そっちで楽しくやってればママは寂しくても我慢できます

昨日ね、あなたより少し年上のEちゃんちに行ってきたよ

ほらママと6月14日に行ったお家

白いトイプーとレッドのトイプーのお家

白いコは相変わらずぽっちゃりしててあなたが嬉しそうに撫で撫でしてる姿を思い出してワンコの前で泣いてしまったの

ワンコも慰めてくれたけどEちゃんが泣かないでってハグしてくれて、まるであなたが帰ってきたようだった

お兄ちゃんちもハグしてくれるけどあの人達やっぱりゴツいから

女の子のふわっとした感じが懐かしかった

身長も体重も同じくらいで(あ、失礼2キロあなたの方が細いよ)ほっそりした手で私を撫でてくれた

懐かしい細い肩だった

これからも同じ年頃の娘さんを見ると重ねて見てしまうんだろうな

手紙書くとやっぱり泣いてしまう

だから下書きから進まなくてね、

ママは何処から何をしてあげられたのかやっぱりわからない

本当は生きたかったあなたの力になれなかった

もし会って話が出来たらママはごめんねと伝えたい

 

去年の今頃は学校に行ってるね

この頃からカウンセリング受けたいって言ってた

今日古い携帯の方のLINEのママとのやり取りも読んでみたよ

2017年だから3年前

その頃から死にたいと言っているし精神科に行きたいとも言っているのね

こんなに伝えてくれてたのにママは本当にわかってなかったんだな

謝りたい事ばっかりでどうしようもないよ

もう一度時間を戻せたらいいのには100回は思ってるしそうなると何処から戻せばいいんだろうか

やっぱり3年前のLINEを見て思うのは学校に行けたら本当に良かったんだなと言う事

行かなくていいケースもあると思うけどあなたの場合はそこが自己否定の原点だったのかとも思う

また勝手に結論付けてると怒られるかもしれないね

 

また会える日を楽しみに明日を頑張って生きてくるよ

天国(があるなら)無事に到着出来ます様に

時々夢で逢いに来て

 

またね

 

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追伸

ワンコの目がすこーし開いたよ

見えてるかな?