お仏壇が届いた

娘の為の小さなお仏壇が届いた

リビングに置けるタイプだ

透かしの彫刻もしてあって娘が見たら気に入ってくれるんじゃないかと思う

よくうちの家計事情を察して色々倹約してくれる子だったけどこんな事にお金沢山使うなら乗馬や絵の講習に使ってやりたかった

2か月前の今頃死にたくはないけどと自死しかけた事を告白してくれた

私は思い止まったならもうしないと思ってしまった

でもあの子の中では何年も前から静かにカウントダウンが始まってしまっていたのだろう

それを本人も必死に押し戻そうとしてるのもタブレットに書かれている文章からも感じとれる

生きていたかった娘と死への願望が止まらない娘の二人がせめぎあっている

あの勇気を持って告白してくれた言葉を何故もっと重く捉えなかったのか

もっと誰かに相談して対策を取らなかったのか私は一生悔やむだろう

 

法要は1週間前に終わったが今日が本当の49日め

閻魔様には病気だったとわかって欲しい

あの子はそれと一人で闘っていた

将来の話も少しづつしていた時にあの子の進みたい進路で応援するよと話した

ママはやりたい事を肯定してくれるね

私はママの子で良かった

と言ってくれて嬉しかったのに

もし来世があったらまた私の側に来てくれるだろうか

鬱という病気に対して何もしてやれなかった

精神科の先生もこんなに重いと思っていなかった

本音を言ってくれたあの日

何故もっと話をしなかったのだろう

こんなママでごめんね

どうか明るい世界にいけますようにと祈る事しか出来ない

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