一年と少し過ぎて
娘の思い出を忘れないように書こうと思っていたブログが結局自分の気持ちを書いてる日記みたいになってて…まぁ仕方ないか
そんなに気持ち整理出来てる訳じゃないし思い出はポロポロとふとした時にやってくる
去年の今頃は49日前で仏教的には娘がまだ家にいた頃
仏壇やら位牌を号泣しながら選んだ頃でもある
もう一昨年になってしまったけどその前の8月は娘と私の母校のオープンキャンパスに行ったのだった
今思えば楽しい夏だった
やっと娘も外に出れるようになって半年
元の元気な娘になって2年半先にはここじゃなくても受験校決めてなんて今思えば私のレールに乗ってくれた喜びだった
ちょっと元気になったからとどこまで娘の気持ちに沿っていたのか
反省がないから娘のメンタルが限界に来たのかあの子は笑っていたのでわからないけど
その前の夏は本当に家から出れなかった娘が刀剣乱舞の為に家を何とか出れるようになり
国立博物館へ行った
その前の夏はどうだったか?
正直思い出せない
その前の夏は何とか学校に戻そうと児童相談所にアクセスしたりしていた頃で娘は私に対してもいつも何処か怒っていた
14歳の夏が抜けている
写真もその頃の物はなくて多分一番腫れ物に触るような生活だったのかもしれない
あぁそうだ
思い出した
13歳の頃から娘は占いツクールというサイトでパロディ小説を投稿していたらしくそこでのいいねの数が増えるのを喜んでいた
同時に2次元の世界に行きたいと変な呪文を検索していて私は怖くて早くそれをやめて欲しかった
その頃そのサイトで知り合った1つ年上の女の子と同じ漫画が好きだった事から仲良くなりLINEを交換したいといい、ちゃんと女の子なのを確認してから開通させた
その子もあんまり学校に馴染めなかったらしくて色々な話をしたらしい
多分無料のLINE電話で何時間も話していただろう
ある意味あの子が唯一心を許せる存在が彼女で相当その子に救われていたのは事実
その子とコンタクトを取ってる間は私や家族に依存してくる事がなかった
楽しそうだったな
その後その子が高校に進学して色々興味が変わって来て同じ漫画のボルテージが変わったあたりから少し距離が出て通話やLINEの回数も減ったような気がする
その子だって15歳、リアルに友達出来たらそっちの方が優先するのは仕方ない
娘はその辺りから私に話しかけるようになったのとゲームにのめり込むようになった気がする
15歳の夏に国立博物館に行くちょっと前その子に会いに行きたかったらしい
ネッ友に会いたいんだけど…と相談を受けた
その子は東京の子だったらしい
いつものY姉?と私が聞いたらうんと言った
仲良くしてたその子をY姉と呼んでいたのは知っていたしその子が支えなのもわかっていたから最近連絡取ってなくて心配していた
若い子の友情はクラスが変わったら変わるのは私の時代でも体験済みだから
会わせてやりたいと思っても東京だし一人でやるのは心配過ぎるし私がついて行ったとしても二人で過ごしたいだろうしどうしたものかと考えていたら
そのうちもういいと言った
ちょっとホッとしながら、また東京に行く時会えるようにしたらいいと言った
時期は半年ほどズレたけど国立博物館に行くとなった時彼女に会う?と聞いたらやはりもういいと言う
今度はもう少し熱心にいや、コンタクト取れば?と言った気がするけどちょっと考えていいと言う
結局国立博物館へ行き私の趣味に付き合わせトンボ帰りで帰って来た
それ以降彼女の話は出なかった
もしかしたら連絡してたかもしれないけど私には言ってなかった
古い使わない携帯を最近電源を入れてLINEを見たら彼女とのやり取りはあって、多分15歳手前くらいまで色々話してたようだ
彼女がコンタクトにしたよといい
ちょっと興味があるけど痛くない?と聞いていて
私がコンタクトにする?と聞いた時はそんなに食いついてなかったのになと娘が亡くなった後なので泣きながら読んだ
多分この後この携帯の画面が壊れて文字が打ちにくくなりタブレットに変わったから
LINEで連絡取れなくなったのかもしれない
でももっとLINEがないと困ると言ってもこなかったから彼女の中でY姉は遠い人になってしまったのだろうか
新しい携帯にも彼女のLINEは入ってなかったので高校に入って自分もリアルの友達を作ろうと思ったのかもしれない
もう今となっては全て推察でしかないしもし本人がいたとしてもその時の気持ちを全て話してくれたかどうかはわからない
Y姉がご近所で同じ歳でまだ仲良くしてたなら
あの子は元気になれたのだろうか
親に言えない愚痴や悩みを聞いてくれたのが彼女だったようなので今でも会わせてあげたかったと思ってる
Y姉のLINEはまだあのままなんだろうか?
時々連絡してみたくなるけど(あの子の気持ちとか知りたくて)まだ10代の彼女にはそれも申し訳ないと思い我慢したりもしている
何かが掛け違えて上手く回る時もあれば掛け違ったまま進んで気がつけば遥かに離れてしまう事もある
娘は友達が欲しかったと思うのに何もしてやらなかった事を思い出して今日はまた後悔する夜になった